サプリメントは食品だから薬と一緒に飲んでも大丈夫!と思い込んでいる人は多いですが成分によってはAGA治療薬やその他の持病の薬と相互作用を起こし効果を弱めたり副作用を増強したりする可能性があるため注意が必要です。例えばノコギリヤシはフィナステリドやデュタステリドと同じ作用機序(5アルファリダクターゼ阻害)を持つため併用しても問題ないとする医師もいれば作用が重複して副作用(性機能障害など)のリスクが高まる可能性があるとして推奨しない医師もいます。またセントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)は薬の代謝酵素を誘導し多くの薬の効果を弱めてしまうことで有名ですがこれはAGA治療薬にも影響を与える可能性があります。さらに血液サラサラ効果のあるEPAやDHA、イチョウ葉エキスなどのサプリメントはミノキシジル(血管拡張作用がある)と併用すると血圧が下がりすぎたり出血しやすくなったりするリスクがわずかながら考えられます。持病でワーファリンなどの抗凝固薬を飲んでいる人は特に注意が必要です。サプリメントを開始する際は自己判断せず必ず主治医や薬剤師に「今飲んでいるサプリメント」を提示し飲み合わせに問題がないかを確認する習慣をつけることが大切です。安全だと思っていたサプリメントが治療の邪魔をしていては元も子もありません。AGA治療薬にお金がかかる中でサプリメントにまで高額な費用をかけ続けることは経済的に大きな負担となり結果として治療全体の継続を困難にしてしまう恐れがあります。サプリメント業界には「育毛」という付加価値をつけることで一般的なマルチビタミンや亜鉛サプリの数倍から数十倍の価格設定をしている商品が存在しますが成分を見ればドラッグストアで数百円で売っているものと大差ないケースも多々あります。高価なサプリを数ヶ月だけ飲んで止めてしまうよりも安価なサプリを数年間飲み続ける方が体質改善の効果は高いです。