「効果がなければ全額返金しなければならない」という強力なキャッチコピーを掲げているクリニックは魅力的ですがいざ返金を求めると様々な条件を盾に拒否されるというトラブルが頻発しており返金保証制度はあくまで集客のためのツールであると認識しておく必要があります。よくある事例としては「半年間の継続が条件」「指定された全ての薬とサプリメントを購入していることが条件」「毎月の写真撮影に応じることが条件」といった細かい規約があり一つでも満たしていないと対象外にされてしまうケースです。また「効果がない」という判定基準がクリニック側にあり患者が満足していなくても医師が「産毛が生えているから効果はある」「抜け毛が減っているから効果はある」と判断すれば返金されないという理不尽な事態も起こります。さらに中途解約に関しても高額な医療ローンを組んでいる場合解約手続きが複雑で高額な違約金や手数料を請求されたり既に施術を受けた分は定価で計算されて返金額がほとんど残らなかったりといった金銭的な揉め事は精神を消耗させます。「いつでも解約できると言われたのに実際には違約金がかかると後から言われた」といった言った言わないの水掛け論になることもあります。こうしたトラブルに巻き込まれないためには契約書にサインする前に「重要事項説明書」や「契約約款」の小さな文字まで隅々まで読み込み解約条件や返金条件についてスタッフに質問して言質を取っておくことが必要です。ICレコーダーで会話を録音しておくのも自衛手段の一つです。また「全額返金」という言葉に惑わされずそもそも返金が必要になるような事態(効果がない、通えなくなる)を想定して無理のない支払いプランを選ぶことや都度払いのクリニックを選ぶことでリスクを分散させることができます。契約は法的な拘束力を持つ行為であることを忘れずその場の雰囲気や勢いで判を押さずに慎重の上にも慎重を期す姿勢があなたの資産を守ります。消費者としての権利を知り賢く契約することがトラブルを防ぐ最大の防御策です。