長年プロペシアなどの先発薬を愛用し薄毛の進行を抑えてきた患者にとってジェネリック医薬品への切り替えは経済的なメリットが大きいと頭では分かっていても心理的な抵抗感すなわちメンタルブロックが働きなかなか踏み切れないという悩ましい問題があります。先発薬からジェネリックへ切り替える際のメンタルブロックについて詳しく解説します。「もしジェネリックに変えて効果が落ちたらどうしよう」「せっかく生えた髪がまた抜けてしまったら取り返しがつかない」という恐怖心は現状維持ができている人ほど強く抱くものです。この不安は「現状維持バイアス」と呼ばれる心理作用であり変化を避けて現状を保とうとする本能的な反応です。また「安物は粗悪品である」という無意識の刷り込みも影響しています。しかしこのメンタルブロックを解除するためには客観的な事実と段階的なアプローチが有効です。まず事実として成分や血中濃度は同等であり医学的に効果が落ちる理由は見当たらないことを再確認します。そしていきなり全てを切り替えるのではなくまずは「お試し」として一ヶ月分だけジェネリックに変えてみて自分の体調や髪の調子をモニタリングするという方法があります。またマイクロスコープによる画像診断で毛髪の太さや密度を数値化しておけば主観的な不安に惑わされずに冷静に効果を判定することができます。もし違和感があればすぐに先発薬に戻せば良いのです。実際には切り替えても何も変わらなかったというケースがほとんどであり「なんでもっと早く変えなかったんだろう」と後悔する人が多いのが現実です。浮いたお金でワンランク上の育毛シャンプーを買ったりヘッドスパに行ったりすることでトータルの満足度を高めることもできます。薬の名前が変わることへの恐怖よりも治療を長く続けるための経済的基盤を固めることの方が将来の髪を守るためには重要です。医師と相談しながら小さな一歩を踏み出すことでメンタルブロックは意外と簡単に崩れ去るものなのです。
先発薬からジェネリックへ切り替える際のメンタルブロック